【月刊ウルフ通信】2/6号

2月5日 週明けのNY市場は反落して終わった。

ダウ平均:3万8380.12ドル(- 274.30)
ナスダック:15597.68ポイント(- 31.28)
S&P500:4942.81ポイント(- 15.80)

日曜日、パウエル議長がテレビインタビューで、利下げの前に「インフレが2%の目標に向かっているとの確信がもっとも必要である」と述べ、利下げに慎重な姿勢で臨むことを示唆。「3月利下げの可能性があるとは言えない」と再度繰り返すことから、10年物国債利回りが上昇、4.1%台に入ったこれらの動きで三指数は小幅反落して始まる。
午前10時発表の1月ISM非製造業予想を上回る内容であったことで、更に10年物国債利回りが上昇したことで、市場に売りが広がる。その中でドイツの「SAP」がテスラの自動車購入を取りやめたことで大きく下落した。その流れで一般消費財セクターに売りが出た。
早期利下げがなくとも、年内利下げはある。また、経済状況が底堅いことで、売り一巡からやや買戻しが入る。特に、AI関連に買いが入る。アナリストが目標価格を引き上げて「エヌビディア」が買われる。その他半導体関連にも買いが入り下げ渋る場面もあった。
ただ、午後2時過ぎに再び売りが強くなりマイナスで終わった。セクターでは情報技術・ヘルスケアがプラスでした。

VIX指数:13.67(-1.30) 
原油価格:72.81ドル(+0.15%) 
10年物国債利回り:4.160(+2.24%) 
SOX指数:4388.10(+1.18%) 
金価格:2025.20ドル(-0.79%)

為替相場はドル円相場で148円63銭(やや円安)ユーロ円は159円65銭(円高)で戻っている。

225先物気配値は36340円で前日比40円ほど安く気配値は推移。日経平均CFDは36370円前後で推移。8時10分

さて、東京市場は指数的には売り買い交錯して始まると予想しています。
米国では三指数が下落、この動きに対してはマイナス面もあるが、SOX指数が上昇。AI半導体企業の「エヌビディア」が4%超上昇、その他の半導体関連銘柄も底堅く推移していた銘柄もあった。また、「アップル」「アルファベット」なども0.9%超上昇して「情報技術」のセクターが堅調でした。
これらの動きから、東京市場でも半導体・電子部品への買戻し期待もあって、指数を支えることもあるでしょう。

ドル円相場も米国10年物国債利回りが上昇したことで、ドル高円安で148円半ばで推移していることで、引き続き輸出関連銘柄へも押し目狙いの買いなどあって、底堅い動きになると予想しています。本日「トヨタ」の決算発表があり、不祥事が続いているが、ある程度織り込み済みの感じです。本日が好決算が出れは、指数的にも影響を与えると見ています。

本日、トヨタ以外でも主力銘柄の決算発表があります。「任天堂・ダイキン・三菱商事・三菱重工・エーザイ」などの決算発表もある。その為、市場内は個別銘柄への関心が強くなると予想しています。
ただ、指数に関しては、週末オプションのSQを控えて、多少神経質な動きも考えられる。ここ数日36500円前後が壁になっている。この水準が意識されているので、上値は重いと考えられるが、半面、円安でもあるので、下値も堅い感じもします。

昨日決算発表で好調と思われる銘柄
「プレインバッド・3655」  「MCJ・6670」
「住友電工・5802」  「デクセリアルズ・4980」
「UBE・4208」  「DMG森精機・6141」
「日東工業・6651」  「日立造船・7004」
「スクウェア・エニックス・9684」  「いであ・9768」

《前日の出来高急増銘柄》

■プライム

2148 ITメディア
1945 東京エネシス
6745 ホーチキ
2281 プリマ
6035 IRジャパン

■スタンダード

9812 テーオーHD
6942 ソフィア
4080 田中化研
8925 アルデプロ
7037 テノ.HD

■グロース

7074 24セブン
4388 エーアイ
4598 デルタフライ
4176 ココナラ
3913 sMedio

《前日のストップ高銘柄》※タッチも含む  

1730 麻生フオーム 東S
3905 データセク 東G
3913 sMedio 東G
3917 アイリッジ 東G
4020 ビートレンド 東G
4176 ココナラ 東G
6557 AIAI 東G
6769 ザイン 東S
7066 ピアズ 東G
7363 ベビカレ 東G
7689 コパ 東G
7859 アルメディオ 東S
9130 共栄タ 東S
9235 売れるネット 東G
9240 デリバリコン 東G

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