◎東芝の買収、裏に透けて見えるものは何か【689】

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英ファンドによる東芝の買収、
非上場のシナリオには、

裏に、腕利きのプロ経営者の
影がありそうですね。

社外取締役の藤森氏は
さまざまな企業で暗躍している人です。

◎東芝の買収、
 裏に透けて見えるものは何か

英投資ファンドの
CVCキャピタル・パートナーズが

東芝に提出した買収提案が
明らかになったようです。

これによれば、政府の反発を予想して、
政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)や
事業会社の傘下も想定しています。

早ければ、
10月の上場廃止を見込みます。

アクティビスト(物言う株主)との
対立が続く東芝を非公開にして、

企業価値を高め、約3年後に
再上場を目指します。

CVCが買収を想定するのは、
JICや日本政策投資銀行に加えて、
国内の事業会社も。

国内勢の参加で
外資系ファンドの関係者からの
薄める狙いがあります。

ただ、車谷社長と社外取締役は
ともに、CVCの関係者。

とくに、藤森氏は、
他の日本企業でもトップに就くなど
様々な経歴を持つ。

共に、仕組んで社長の身を守り、
さらには、CVCのシナリオで

東芝を思い通りにしようとの
意図が透けて見える。

今回の買収劇における
「ホワイトナイト」は、

実は東芝よりは
車谷氏に対するものであるという
声が聞こえてきます。

にわかに、湧いてきた東芝の買収劇。

CVC側がどのような手を使おうと、
東芝は日本の重要な防衛産業で、
国益が絡む。

外為法が立ちふさがる。

財務省と経済産業省が
にらみを利かしている模様。

東芝の買収。

実は社長の車谷氏の立場を守る動き。

株価はこの動きで激しく上下しますが、
その裏に「黒い影」があることだけは、
心得ておきましょうね。

念のため。

石井勝利。

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【注意】
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銘柄推奨や売買示唆するものではございません。

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