◎経営権を渡した「大塚家具・久美子社長」【364】

  • ◎経営権を渡した「大塚家具・久美子社長」【364】 はコメントを受け付けていません

父親から経営権を奪い、
理想の経営をしたはずの「大塚家具」。

赤字の垂れ流しで、ついには
ヤマダ電機に助けを求めたにも関わらず、
相変わらずの赤字。

◎経営権を渡した「大塚家具・久美子社長」

ヤマダ電機に助けを求めた段階で、
「経営権を取られるな。」

このように考えていましたが、
やはりそうなりましたね。

大塚家具の大塚久美子社長は、
12月1日に辞任となりました。

代わりに、家電量販店最大手の
ヤマダホールデンイングス社長の三嶋恒夫氏が
社長を兼務することになりました。

ヤマダ側は、子会社になった大塚家具の
大塚久美子氏の経営責任を
明確化したものとみられる。

久美子氏は、大塚家具について
父親から経営権を奪うと、

これまでの高級家具路線から、
中価格帯路線に転換した。

しかし、その路線は軌道に乗らず、
赤字続きとなり、

ヤマダ電機の子会社になることで、
延命の道を求めた。

しかし、「結果が全て」という
厳しいヤマダ電機の方針の下で、
21年4月期は、最終損益が28億円の赤字。

ヤマダ側から、
「求める業績回復のスピード感に達していない」
と判断され、今回の辞任に至った。

大塚家具が文字通り、
ヤマダ電機の肝いりで再建されることが確実になり、

大塚家具の株価は、
100円台から200円台へと急騰した。

かつては、1000円はしていた株価。
これで、再建が軌道に乗れば、
株価の復活が期待できるか。

久美子社長の退陣が明らかになると、
株価は右肩あがり。

株式の世界は厳しい。
同時に、父親が築いた大塚家具は、
ヤマダ電機の遺伝子で、どこまで復活するのか。

注目である。

石井勝利。
_______________________

【注意】
このメルマガは石井勝利先生が執筆されたものです。
銘柄推奨や売買示唆するものではございません。

コメントは利用できません。