◎アリババの上場廃止の危機、ソフトバンク大丈夫か【164】

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こんにちは。

◎アリババの上場廃止の危機、ソフトバンク大丈夫か

これを書きますね。

ここにきて、米中のつば競り合いが
激しくなってきています。

領事館の閉鎖はその一例ですが、
問題はほかにもあります。

「南シナ海の領有権問題」
「NY市場でのアリババ上場廃止問題」

これは、この後の
日本の株価への影響も
無視できません。

南シナ海は、防衛問題であり
きな臭くなれば、今までになく
防衛関連の動きが激しくなります。

石川製作所(6208)
豊和工業(6203)
細谷化工(4274)
重松製作所(7980)

などの出番かもしれません。

アリババは、
万が一、上場廃止ともなれば

ソフトバンクG(9984)の株価に
大きな影響があります。

まず、南シナ海は中国が
岩礁を大量の砂の投入で埋め立てて、
人口島を作り、軍事拠点にしています。

今までは、アメリカは
積極的な介入は避けてきましたが
ここにきて、強硬な態度をとっています。

もともと、オランダのハーグの
常設仲裁裁判所は、

この人工島に対して
「国際法上の法的な根拠がない」
としています。

それに合わせて、最近は
アメリカの国務長官である
マイク・ポンぺオ氏が、

「中国の南シナ海での領有権主張で
侵害されているすべての国を支援する」

このように積極的な関与の姿勢を明確にし、
さらに、「あらゆる手段を尽くす」と
強硬な姿勢を見せています。

この争いは、南シナ海のみならず
尖閣諸島、インドとの国境争いにも
波及していく様相です。

もう一つの火種である
「アリババ上場廃止」。

これは、「中国企業の上場廃止法案」の形で
すでにアメリカの上院を通過、
下院での審議の段階です。

中国企業がアメリカの開示ルールを
無視してきたことによります。

真っ先にやり玉にあがるのが
中国の巨大企業、アリババです。

この会社は、
日本のソフトバンクの持ち株会社。

もし上場廃止になれば、
ソフトバンクGの資産内容にも
多大な影響があります。
確定ではありませんが。

米中対立が、
日本企業に無視できない影響があることを
念頭においておく必要があります。

米中、日中、日米。

この関わり合いが、
様々な企業の株価変動の
火種になる可能性があります。

よく監視しながら、
動向を見ていきたいものです。

石井勝利。

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【注意】
このメルマガは石井勝利先生が執筆されたものです。
銘柄推奨や売買示唆するものではございません。

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