【月刊ウルフ通信】1/12号

11日 NY市場は反発して終わった。

ダウ平均:3万6252.02ドル(183.15ドル高)
ナスダック:210.62ポイント
S&P500:4713.07ポイント(42.78高)

パウエル議長再任に向けた
上院銀行委員会での証言を前に、
昨夜発表された原稿内容は
ほぼ予定通りにインフレ抑制姿勢を示し、
追加材料に欠ける中で、
3指数は小幅売り優勢で始まった。

ただ、原油価格の上昇でエネルギー関連は堅調。

また10年物国債利回りも上昇していたことで
「金融・素材・資本財」などもシッカリしていた。

その後パウエル議長の議会証言が始まり、
金融政策の主要ツールは金利にあるとして
「追加的に多くの利上げが必要となれば
連銀はそうする」と述べた。

一方「バランスシート縮小は
今年後半に開始されるだろう」と述べ
「金融政策の道のりは長い」とし、
市場の早期開始の思惑とはやや異なるトーンとなった。

市場は2022年に制作正常化に向けて
順次段階を踏む考えが示唆されたと受け止め、
一部で想定された急速なタカ派への振れが
なかったと判断されて、
10年物国債利回りが低下。

その動きに合わせて、売られていた
「情報技術・コミュニケーション・サービス・
一般消費財」などにも買戻しが向かった。

午後に入っても買戻しへの動きが続き、
その後も堅調に推移して終わった。

VIX指数低下:18.41 
原油価格上昇:81.33ドル 
10年物国債利回り低下:1.734% 
SOX指数上昇:1.84% 
金価格上昇:1821.50ドル。

為替相場はドル円で115円31銭(やや円安)
ユーロ円は131円08銭(円安)で戻っている

225先物気配値は
28440円で前日比290円ほど高く
気配値は推移している
(日経平均CFDは28470円前後で推移している。
8時18分現在)

さて、東京市場は
米国市場が反発したことを受けて
買戻し先行で始まるでしょう。

10年物国債利回り低下で
ナスダック、S&P500が上昇、
SOX指数が堅調で推移したことを受けて、
ここ売り込まれていた
「半導体・電子部品」や「高PER銘柄」などにも
買戻しが期待されるでしょう。

原油価格も81ドル台まで戻っていることで、
エネルギー関連にも買いが入ると見ております。

パウエル議長の姿勢が
超タカ派になったとの認識が多少抗体、
金融政策は長期的な視点と取られていくとの見方で、
ちょっとホットした感じになったようです。

市場への語り掛けが
パウエル議長は上手いようですね。

あとは、どの程度の戻りを演じれるか?
28500円台までは終値で戻ってほしいところです。

今日は久々に半導体関連への買戻しがあるでしょう。
主力銘柄の動きも期待されるが。
また、マザーズ市場への戻りも期待です。

《前日の出来高急増銘柄》

■東証1部

6093   (株)エスクロー・エージェント・ジャパン
1773  YTL
8945  サンネクスタグループ(株)
6048  (株)デザインワン・ジャパン
9731  (株)白洋舍

■東証2部

7538   (株)大水
2926  (株)篠崎屋
9537  北陸ガス(株)
8105  堀田丸正(株)
9313  丸八倉庫(株)

■マザーズ

6575   ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス(株)
6696  (株)ピースリー
4594  ブライトパス・バイオ(株)
6026  GMO TECH(株)
3815  (株)メディア工房

■ジャスダック

6648  (株)かわでん
7042  (株)アクセスグループ・ホールディングス
3181  (株)買取王国
9734  (株)精養軒
6400  不二精機(株)

《前日のストップ高銘柄》※タッチも含む

3604  川本産業
4394  エクスM
4412  サイエンスA
4664  RSC
6198  Career
6524  湖北工業
7697  レクスト
9941  太洋物産

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