
【石井勝利メルマガ】大統領選挙でどうなるか
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メルマガ、第11弾。
日曜日、いかがお過ごしですか?
今日は「アメリカ大統領選挙」がもたらす
「我が国経済への影響」について考えてみましょう。
アメリカ国内の問題は置いておいて
5か月先に行われる「大統領選挙でどうなるか」という問題です。
◎特に、
民主党の「ジョー・バイデン(元アメリカ副大統領)」候補が
勝ったらどうなるか。
この可能性が世論調査で極めて高いので
準備はしておきましょう。
それが、株でリスクをとる需要な姿勢です。
さて、
トランプが勝っても、今とあまり変わりませんが
「バイデン候補が勝つ」可能性は50%以上あります
(専門家はバイデンが勝つに決まっているという人が多いが)。。
アメリカ大統領がトランプから民主党のバイデンに変わるのは
アメリカ経済、外交政策に極めて影響を受けやすい我が国にとっては
見逃せないことです。
そう、「まだ先だ」「5か月も先だ」
この考え方は、「ノー天気」ですよ。
あっという間に5か月後は来るし、
海外のファンドはすでにそれを織り込もうとしています。
最近の不安定相場は「トランプ危ない」という状況を
織り込み始めたかもしれないのです。
◎バイデンで何が変わるか?
さて、本題です。
バイデンになって、日本が影響を受けそうなことを列挙します。
1、 トランプが進めた「法人税減税」や「規制緩和」が変わる
2、 海外投資家のお金がアメリカから逃げて
「ドル安円高」が進む
3、 株高を第一に演出してきたトランプから
バイデンの政策で株安が起きる
4、 パリ協定に戻り
地球温暖化対策で各国に厳しい要求を迫る
我が国でも脱炭素、環境対策の銘柄が動き出す
5、 イラン制裁から核合意に基づく制裁緩和で
イラン進出の日系企業に可能性が出てくる
6、 TPP(環太平洋経済連携協定)への復帰が動き出し
交渉が始まる可能性が大きい
農産物や輸出入に関する企業への影響が大きい
7、 対中国硬便政策はバイデンになっても変わりはない
以上、主なものを上げた。
・この中で、一番影響受けそうな企業が
アメリカの現地生産を強め、減税の恩恵にあずかってきた
「自動車産業」であろう。
減税の恩恵が少なくなるのは厳しい。
ただでさえ、車の需要が減っているのに。
・バイデン不況がやってくれば、資金がアメリカから逃げるので
「ダウ急落」「日本株も煽りを受ける」
・環境対策の高まりで、環境関連の企業に光が当たるか
・イランとの融和が、我が国の関連企業に明るさをもたらす
このように「バイデンでどうなるか?」という見通しは
今のうちから、持つのが正しい。
少し抽象的かもしれないが
私は「バイデンショック」。株安。
これが避けられないと考える。
◎ポジションを外しておこう
マイナス要素の大きい「バイデン大統領」の実現では
多くのポジションでリスクをとるのは、好ましくはない。
もっとも、意図的に動く「仕手系銘柄」は別問題である。
以上、アメリカの大統領交代の可能性が高いので
今のうちから、それに備えるのが賢明である。
用心だけはしてほしい。
もちろん、バイデン→株安。
この予測が外れる可能性がないわけではないことも断っておく。
石井勝利。
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【注意】
このメルマガは石井勝利先生が書かれたものです。
売買示唆・銘柄推奨するものではございません。