【メルマガ】非効率的な分散投資方法

From:ウルフ村田
自宅のトレードルームより、、、

こんにちは、ウルフ村田です。

いつもながら時間の流れが早いもので、
もう2月も終わろうとしています。

今年はうるう年ということで、
2月が29日まである
ちょっと特別な年ですね。

気温もどんどん上がってきて、
ようやく過ごしやすくなってきた!と
思いきや、花粉症シーズン…

さらに、東京にもコロナウイルスの
感染者が出てしまったときています。

二重苦の時期ですので、
予防を怠らないように
していきましょう…

先日、ラジオNIKKEIを聞いていた時に、
ある株式評論家の方が、

「今たくさん株を持っている個人投資家は、
 日経平均が上がっても恩恵がない」

と仰っていました。

これは補足しなくちゃ!と
すぐに思いましたので、

今回はこの言葉をテーマに
お話しします。

先に申し上げておきますが、
私もこれには同意見です。

ただ、ここだけですと、

「分散投資はダメなの?」

と思った方が、中には
いらっしゃるかもしれません。

ですが、
それは大きな勘違いで、

この株式評論家の方は、
分散投資自体を否定しているわけでは
ないのです。

というのも、
「たくさん」というところが
ポイントなんですね。

どのくらいから「たくさん」なのかは
人によるところではありますが、
まあ、大体は10銘柄以上でしょう。

分散投資は、その名の通り
リスクを分散させることを
目的とした投資方法ですが、

ここでお伝えしたいのは、
分散させすぎるのは逆効果!と
いうことになります。

主な理由が2つありますので、
順に説明させていただきますね。

―――――――――――――――
1.一方は上がり、一方は下がる
―――――――――――――――

現状たくさんの銘柄を
保有している状態で、

日経平均が上がっても
意味がないというのは、
まさにこの点にあります。

すべての銘柄が一斉に
上がるなどというミラクルは、

地合いがすごく良い時にしか
まず起こり得ません。

大抵、上がる銘柄があれば
下がる銘柄も出てくるんですね。

ですので、A・B・Cの銘柄が
大きく上がっていて、
そこで利益を取れたとしても、

D・E・Fの銘柄が同じだけ
下がってしまっていれば、
トントンになってしまうのです。

「何事もバランスが大切!」とは
よく言ったものですが、

こんなバランスの取れ方は
まったく嬉しくないですよね。

―――――――――――――――
2.管理が非常に難しい
―――――――――――――――

「そうは言うけれど、
 結局のところ、管理を徹底すれば
 いいんじゃないの?」

こう思った方も
いらっしゃるかもしれませんね。

ですが、よく考えてみてください。

銘柄ひとつ管理するだけでも、
チャート監視をはじめ、様々な情報を
集めながら行わなければなりません。

そんな中で、たとえば今、
10つ以上の銘柄を持っていたとして、

先述したとおりのことが実際に起こったら、
すべてにすぐ対応できると思いますか?

さすがの私も、
これを常にやれと言われたら、
首を横に振らざるを得ません。

1回や2回ならまだしも、
毎回同じように管理するとなると、
もはや達人の域です。

機関投資家であれば
造作もないことですが、
個人投資家は基本的にひとり。

こんなことをいつも徹底していたら、
かかる負担が大きすぎて、
絶対に身体を壊してしまいます。

当然、精神面にも大きく響き、
冷静なトレードができなくなるので、
私はオススメしません。

以上が、分散させすぎてはいけない
2つの理由となります。

むやみやたらに多くの銘柄を持っても、
大きな効果はあまり見込めません。

分ける銘柄は2つか3つだけで、
十分に大きな効果を得られます。

額面通りにあっちもこっちも
取る必要はまったくありませんので、
適切なラインで行なってください。

暖かくなってきたというのに
依然として外出しづらい時期ですが、
めげずに頑張っていきましょう(*^-^*)

ウルフ村田

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