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◎日銀の「買い」をあてにする相場の行方【612】
市場は日銀のETF(上場投資信託) 買いの動きに神経質になっていますね。 今の株価が「日銀買い」に 頼っているとすれば、 心もとないことですね。 ◎日銀の「買い」をあてにする相場の行方 1000円以上下げた 日経平均から回復しつつある株価。 その裏には「日銀がETF買いをしなかった」 ということが市場の衝撃に なったようですね。 ご存じのように、日銀の買いは、 どちらかといえば「買い支え」。 株価の下落トレンドに 歯止めをかける目的で始まりました。 そのために、本来は「禁じ手」である 株式というリスク商品を…詳細を見る -
◎ジム・ロジャーズの言葉から2【611】
「バブル崩壊の後に、 買うタイミングがやってくる」。 ジム・ロジャーズが言っています。 これは確かにという考えです。 ◎ジム・ロジャーズの言葉から2 世界三大投資家の言葉、2回目です。 これで終わりですが、 今回は「バブル崩壊の後の買い場」について、 彼の言葉から書いてみます。 彼はこのように語っています。 「お金を稼ぐのがこんなに簡単なのか」。 いままで、投資に興味がなかった 新規の投資家が言い始めたら、「バブル」。 そうです。 「猫も杓子も買い始めたとき、 プロは売り逃げます」 …詳細を見る -
◎ジム・ロジャーズの言葉から1【610】
「今年の終わりまでに、 バブル崩壊が起きる」というのは、 世界三大投資家のひとり、 ジム・ロジャーズ氏。 当たるかどうかは別にして、 参考にしたい言葉があります。 ◎ジム・ロジャーズの言葉から① 「バブルは最後の動きが一番大きい」。 ジム・ロジャーズ氏が、 日本の商社株、中でも伊藤忠を 買ったということで、大きく上げましたね。 上場来高値です。 チャートは「最長期間」で見ても、 綺麗な右肩上がり。 再生エネに一番頑張って 取り組んでいることからもうなずけます。 そのロジャーズ氏の言葉を検証しましょう。 まずは…詳細を見る -
◎「プライム上場視野」に株式の移動が相次ぐ【609】
2022年4月から 「プライム市場」が発足しますが、 それを睨んだ株式の移動が 始まっていますね。 株式の需給関係には 無視ができない動きです。 ◎「プライム上場視野」に株式の移動が相次ぐ 2022年4月から発足する 東京市場の「プライム市場」。 現在の「日経225」に変わる 代表的な指標銘柄になりますが、 この市場の「椅子取りゲーム」 が始まっています。 トヨタ紡績は、トヨタ自動車が保有する トヨタ紡績の一部を、 証券会社を通じて売却したことを 確認したと発表しました。 トヨタ紡績は、東京証券取引…詳細を見る -
◎金利上昇が緩和マネーに転機もたらすか【608】
このところ、株価の急激な変動に 繋がっている「金利上昇」が 相場の流れを変えるかもしれませんね。 注意したい「流れの変化」ですよ。 ◎金利上昇が緩和マネーに転機もたらすか 世界で長期金利が上昇し、 マネーの流れが変わってきています。 市場が前提としてきた金融緩和と 低金利の両輪が崩れて、 成長株や低格付け債といった資産からは 資金が流失している流れに。 26日の米債券市場では、 長期金利の指標となる 10年物国債の利回りが 1.4%となりました。 名目金利から予想インフレ率を 差し引いた実質金利も上昇しています。 前…詳細を見る -
◎ばら積み船の用船料が急騰【607】
中国がバイデン政権に対して、 「秋波」を送っているようですね。 米トウモロコシの買い付けが急増、 つれて、不定期船の運賃が 急騰しています。 これは「ばら積み船」関連に 追い風となります。 ◎ばら積み船の用船料が急騰 石炭や穀物を運ぶ中型のばら積み船の 用船料(船のチャーター料)が 急騰しています。 2月上旬比で5割高い水準まで 上昇しました。 中国が過去に例のない勢いで 米国産のトウモロコシの調達を 拡大しています。 例年ならば輸送需要が落ち着く 中国の春節期間中も 値上がり続けました。 欧州…詳細を見る -
◎住友電工が純利益で上振れ【606】
自動車の売り上げの伸びが 関連の企業の業績を 押し上げ始めましたね。 素材の企業業績が上向いています。 ◎住友電工が純利益で上振れ 住友電気工業は、 2021年3月期の連結純利益が、 前期比で52%減の 350億円になると発表しました。 従来予想(66%減の250億円)から 100億円と大幅に引き上げました。 2月はじめにも 今期の業績見通しを上方修正したばかり。 株式の29%を保有する 住友ゴム工業の業績が改善し、 同社に対する持ち分法投資利益が 約40億円上振れました。 自動車需要の回復を受けて、…詳細を見る -
◎1万円札の印刷が過去最少になる【605】
新型コロナウイルスの蔓延で、 紙幣に対する考え方が 変わってきましたね。 1万円の印刷も減ってきました。 ◎1万円札の印刷が過去最少になる 新たに刷る1万円札の需要が 細ってきていますね。 日銀は2021年度に 国立印刷局に発注する1万円札を 9億枚としました。 これは前年度から2000万枚減り、 4年連続の減少になります。 現行の紙幣の発行が始まった 2004年以降で 過去最少になりました。 新型コロナウイルス禍で キャッシュレス決済が 一段と普及したほか、 タンス預金も 拡大しているよう…詳細を見る -
◎長期金利が2年4か月ぶり、0.15%に上がる【604】
米国だけではなく、 日本の金利も上げ始めています。 2年4か月ぶりの水準に 上がるということで、 金利上昇が忍び寄ります。 ◎長期金利が2年4か月ぶり、 0.15%に上がる 国内の債券市場で金利が 上昇(債券価格は下落)しています。 長期金利の指標になる 新発10年物の国債利回りは この25日、0.150%と、 2018年10月以来の およそ2年4か月ぶりの 高水準となりました。 世界的な株高で 投資家のリスク選好姿勢が 強まる中で、 安全資産である国債を売る動きが 加速しています。 米国の金…詳細を見る -
◎脱炭素へ大型の投資が加速【603】
脱炭素に大型の投資が 目立ってきましたね。 この背景には、年金やファンドが 投資先に脱炭素への取り組みで、 選別する動きが目立っていることが 上げられます。 ◎脱炭素へ大型の投資が加速 上場企業が脱炭素などを判断する 大型の投資を進めています。 例えば、製紙大手は 二酸化炭素を吸収する保有林を 拡大します。 ゼネコンは、 洋上風力発電の専用船を 建造します。 この背景には、 脱炭素などの取り組みが、 株価にプラスになる傾向が みられることが明らかに なったからです。 グローバルなESG…詳細を見る