【暴落時】絶対にやっておいてほしいこと

2016.6.4
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From:ウルフ村田
都内の自宅より、、、

6月も今日で4日目ですね。

5月の相場は上下動が激しく、
トレンドがはっきりぜず、とても難しかったと思います。

前半はマザーズが活況、
後半は資金の流れが東証一部や手堅い銘柄に流れました。

特に、潮目が変わりだした5月中旬には、
ストップ高を叩き出したその日にストップ安を
記録するような銘柄もあり、

とても不安定でしたね(^^;
 
株式投資をしていると、
当然いつも良い地合いではなく、
5月のような難しい地合いの時もあります。
 
なので、

私は「とにかく逆指値を入れて!」と、
セミナーやスクールで口酸っぱく言っています。
 
しかし、逆指値を入れても
「設定した価格で損切りできなかった」
という声がありました。
 
これはとても大事なことなので、
この場を借りて解説したいと思います。
 
 
逆指値とは、株価が上がっている最中に、
「この価格まで株価が下がったら売るよ!」
という指令を入れておく注文方法です。

逆指値した値段まで株価が下がったら
売り約定するので、チャートを見ていなくても
自動的にロスカットができます。

ところが、逆指値を入れても
『暴落時は売却できない』時があることを、
知っておいてほしいなと思います。

逆指値を入れておけば100%OK!
、、、ではないのです。
 
 
ただ、安心してください。
ちゃんとした逆指値の入れ方をしていれば
暴落の時でもしっかりと資産を守ることができます。
 
ナイアガラの滝のような、
ガーーッと暴落した時でも耐えられる
逆指値の方法とは・・・?
 
 
ズバリ、「成り行き」で逆指値注文を入れることです!
 
 
成り行き注文とは、
「株価がこの価格以下になったら、いくらでも売る」
という注文方法です。
 
 
実例を挙げてお話ししましょう。
 
視力低下を招く疾患の治療薬開発で
SBIホールディングスもバックについているアキュセラ。

革新的な治療薬が話題を呼び、
25日には一時7700円まで上げましたが、
一気に急落し、ストップ安を連発しました。

さて、このアキュセラの株を7100円で買い、
逆指値で株価が7000円以下に下がったら売る
という注文をしたとしましょう。

ここで、もし逆指値を
「7000円でしか売らない」という注文をしたら
株価が7000円という価格を付けずに飛び越えて下落した場合、
逆指値が刺さらないのです。

この「7000円でしか売らない」という注文を
指値注文といいます。
 
 
そして、会社に大事件が起こった時など
特別売り気配の時は下降スピードも速いため、
この指値注文は非常に危険なんですね。。。。

たとえて言うなら、映画館で火事が起きて
出口に人が殺到しているのに、
自分は(複数ある出口のうちの)A出口からしか出ない!
と言っているようなものでしょうか。

大暴落時は、
逆指値についても時間優先になるため、
先に申し込んだ人から順番に約定されていく
仕組みなんですね。

なので、自分が売る番が回ってくる前に、
株価が指値で入れた価格を飛び越えて
下がってしまうことがよくあるのです。
 
 
その結果、売却できずに含み損を拡大してしまうんですね。
 
 
以上のような事態も起こりうるため、
逆指値で身を守りたいときは、
必ず「成り行き注文」をしてください。
 
特に完璧な初動でエントリーしていない限り、
途中から入り始めた時は注意が必要です!
 
アキュセラの例でいえば、
株価が7000円以下になったら、
「7000円で売る」のではなく
「7000円より下の何円でも売る」のが鉄則。
 
 
株価がどんどん上昇し、
どこまで行くかわからないときは
できるだけ着いていきたいですよね?
 
そういったときに逆指値を使えば
強力なセーフティーネットになるので、
ぜひ有効活用してほしいです。

そして、逆指値を入れるときは必ず成り行きで。
特に暴落時は順番になりますので、
逆指値は必ず買ったときに入れておいてくださいね(^^♪
 
 
ウルフ村田

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【暴落時】絶対にやっておいてほしいことへのコメント

  1. 良いお話有り難うございます。
    わたしは生活保護ですが一度は成功者になりたい。

    1. 生活保護…
      頑張って成功者になって下さい、陰ながら祈っております。
      私は近日自営業を廃業する身です。
      50過ぎですが再就職をしるつもりです。

    2. かとう あきよ様
      コメントありがとうございます。
      株式投資はちゃんと勉強して実践してもらえれば、
      働けない状態からでも十分に生活していけるようになります。
      頑張りましょう!

  2. ウルフ村田様
    わたくし株初心者なので初歩的な事を教えて頂きたいのですが先々月と先月わたしわマザーズのブランジスタという
    銘柄をずっとみておりました特にゴールデンウィーク明けからわ、それわもうみるみるあがっていきました
    、そこで、そろそろ売りを入れたいなと思い
    担当の証券会社に空売りしたいと伝えた
    ところ、何と空売りが出来ない銘柄といわれました
    、何でやねんと思い納得のいかないまま
    また数日間チャートを見てますと今度は
    もっとビックリ、ストップ高からイキナリストップ安に
    急降下また、何でやねんと思い納得のいかないまま今に
    いたっております
    前おきがながくなりましたが
    そもそも空売りが出来ない銘柄が何故一斉に売られるのですか?信用買いしてた方が一斉に売ったからですか?
    それとサイバーダインという銘柄も何故か売りから
    入る事が出来ませんでした
    マザーズの銘柄って売りから入れない銘柄ばかりなのでしょうか?それとも証券会社によって違うのでしょうか?もしくわ一部の機関投資家だけが売りから入れるのでしょうか?なにぶん株の超初心者でズレた質問をしているとわ
    思いますが
    教えて頂けたら
    ありがたいです宜しくお願いします

    1. けんいちさん
      コメントありがとうございます。
      空売りできる銘柄には厳しい規制があり、
      マザーズの銘柄は殆ど空売りができないんですね。

      なので、ブランジスタの暴落は、
      買いで入れていた投資家が一斉に売り払ったのだと思わいます。
      因みに、SBI証券の「ハイパー空売り」であれば、
      その日のうちにですが、マザーズ銘柄でも空売りができます。

    1. ニイナさん
      コメントありがとうございます。
      OCO注文はほとんどのネット証券会社で扱われています。
      ただ、サービス名が各社異なるので、調べる必要はありそうです。
      個人的には、株価の値上がりに応じて逆指値も変化する「トレーリングストップ」がおすすめです。
      カブドットコム証券や岡三オンライン証券で利用できますよ^^

  3. 2WAY注文はありがたいです 最下値 最上値 でエントリーしても
    予想に反したら 即 切れます 大負けしないで済みます
    ドテンも簡単にできます 
    とにかく 即 切れるところが最高です

    1. 高橋 良助さん
      コメントありがとうございます。
      そうですね、今は相場の変化が激しいからこそ、
      即切れるというのは重要ですね^^

    1. コメントありがとうございます。
      不安定な相場だからこそ、ぜひ実践してみてください!

  4. とてもよく分かりました。有難うございます。
    逆指値だいじですね!経験があるんです。指値したはずなのに売れなかったことが…。
    成り行き額指値じゃなかったからなんですね!
    感覚で株をしてる感ありありの自分はこんな事さえ知らずに投資してきました。
    これだけのことだけど知れて本当に良かったです。

  5. 暴落時と言うことですが、村田さんがよく言う上げのオーバーシュートはどこまで続くのか、目安はないのでしょうか?
    目安がわかれば暴落前に現金にしておけると考えています。

  6. うるふ村田様
    マツシタです 有難うございます。今日のコメントは 一番の危機感じてる事ですね。
    一度全部 売ったけど 又少し買っちゃいました。
    今回は大きな事件に成りますね。タイミング 難しい、、、、
    ヨロシク

  7. 逆指値の設定はご教示の通り成り行き注文で行うことが大事な時があることを初めて
    知りました。何も知らずに逆指値設定しておけば大丈夫だと思っていました。
    このことはなかなかご教示頂ける機会はないと思います。大変ありがたく存じます。

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