From:不動修太郎
東京の自宅にて、、、
アメリカ、ニューヨークの株価は上がって
いますね。米雇用統計を見ると失業率は
5%程度の低い水準だし、平均収入が上向いて
きています。
しかしながら、アメリカからは
なぜか景気のいい話が聞こえてきません。
歴史的な原油安と中国の株安の
精神的な影響が大きいですね。
中国の株の殆どは中国人が持っていますから、
中国の株価が下がっても大多数のアメリカ人には
直接の影響はない筈です。
加えてアメリカでは、自分の車を運転する人の
割合が高いので、ガソリンの価格が下がると
メリットが大きいです。
本来は大多数のアメリカ人にとっては
ガソリンが安くなる事はありがたい筈で、
景気を押し上げるのですが、
景気が大きく上向いてきません。
景気は悪くはなっていないですが、
予想外に足踏み状態が長いです。
昨年は、アメリカは利上げに踏み切りましたが、
今年の利上げは慎重にならざるを得ないでしょう。
世界中からアメリカはリーマンショック前のような
好景気を期待されていたのに、その期待が外れて
しまったということです。
さて、ここで為替のチャートを見てみましょう。
上のチャートはドル/円の1年2か月のチャートです。
赤い直線は116円のレートで節目になっていることが
分りますね。最近では、110円割れが意識される
水準の円高になっていますが、最近の値動きからすると
底打ちしたかのように見えます。
円高に動いたということはドルが
安くなっているということですね。
私のブログで繰り返しお伝えしているように
金融不安、国際紛争などがあると円が買われ、
高くなる傾向が出てきます。
次にユーロ/ドルのチャートを見て下さい。
このチャートを見ると少しだけユーロ安に
動く可能性が高いかな?という所ですね。
ここ1年ほど、ユーロはドルに
対して大きな動きを見せていません。
新しい相場のテーマ、
ニュースを待っているということです。
不動修太郎