From:ウルフ村田
自宅のトレードルームより、、、
おはようございます。
ウルフ村田です。
今回は、前に紹介した「ナンピン買い」の
メリットとデメリットの詳細について、
お話ししていこうと思います。
ナンピン買いはデメリット面が強いため、
損小利大を徹底している私としては
おすすめできない…
と、前に言いましたが、
なぜおすすめできないのかは、
これからのお話でおわかりいただけると
思いますので、ぜひお目通しください。
それでは、まずはメリットのほうから
見ていきましょう。
ナンピン買いをすると、
平均取得単価を下げることができたり、
買い増しした株が値上がりした場合、
得られる利益が大きくなる…
ということは前にお話ししましたね。
では、具体的な例を見てみましょう。
①AとBが1株1,000円の銘柄を100株ずつ保有
②株価が500円まで落ちる
③Aは更に100株買い増し、Bはそのまま
④株価が1,500円まで上がったところで2人とも売却
これを更に詳しく見ていきますと、
Aの平均取得単価は、
「1,000円×100株+500円×100株」÷200株で750円。
Bは買い増ししなかったので、1,000円のまま
その後株価は1,500円まで上昇。
Aは1株750円で買ったことになっているため、
1株あたりの利益は750円。
Bは1株1,000円のままであるため、
1株あたりの利益は500円。
このように、株を安く購入した分、
得られる利益の差が開いていることが
おわかりいただけたかと思います。
ナンピン買いした株の数が
多ければ多いほど、
最終的に得られる利益の量も、
ナンピン買いをしなかった場合に比べて
多くなっていくことになりますね。
ここだけ見れば、
ナンピン買いってすごい!と
思えるのですが…
メリットと言っている以上、
当然デメリットも存在しているのです。
それも、決して見逃せないほどの
大きなものなので、
私としては、むしろここからを
理解していただきたいと思っています。
ということで、お次は
デメリットの詳細を
見ていきましょう。
①AとBが1株1,000円の銘柄を100株ずつ保有
②株価が500円まで落ちる
③Aは更に100株買い増し、Bはそのまま
④株価が300円まで下がったところで2人とも売却
Bの平均取得単価は1,000円なので、
300円−1,000円で−700円の損失。
Aの平均取得単価は750円なので、
300円−750円で−450円の損失。
この時点では、Bのほうが
損失額が大きいように見えますが、
Aはナンピン買いで
更に100株購入しているので、
Bの最終損失額は
100株×700円=70,000円
となりますが…
Aの最終損失額は
200株×450円=90,000円
となってしまいます。
得られる利益も大きいですが、
被る損失も同じだけ大きいと
いうことになるんですね。
以上で、私がナンピン買いを
おすすめしない理由が
おわかりいただけたのではないでしょうか。
強力ではありますが、
使い時を間違えると大火傷を負う
手法ということは覚えてください。
それでは、
来週も頑張っていきましょう!
ウルフ村田
P.S.
ナンピン買いに頼らずとも、
大きな利益をより安全に得る
テクニックは存在します。
6/1(土)のセミナーで
それをお伝えさせていただければと
思いますので、ぜひご参加ください!
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